この春(2002年3月)、秘密のガレージにおいて冬眠していたExcelを出しました。オイルレベルなど点検後、バッテリも元気でエンジンは一発で掛かりました。暖機運転を終えて再チェック、いよいよ動かしたのですが、異常が発生!
ATセレクタをRドライブに入れ、アクセルを踏む、、、少々クリープ(クリープって、creep?)が大きい、、あれ動かない、、段差があったかな、、。ガクって感じで動いた、、ブレーキを踏んだら、、何だかスカって感じでようやく効いた。
念のため、ブレーキペダルをポンピングしてから、前進して、、ブレーキをかけると、、タイヤ一回転に対して、強烈にガクガクする!
この時点での予想としては、冬眠中にブレーキパッドが張り付き、その部分のディスクが錆で削れてしまったのではないかというものでした。
とりあえず、秘密基地に近い自動車整備のお店(ホンダ屋さん^^;)で見てもらったら、パッドの一部がはがれてディスクに張り付いているとのこと。ディスクの削れよりは、パッドの方が安くすむので、ちょっと安心。何なら、トヨタ屋さんにいけばすぐに替えてもらえるはず!!
トヨタ車用ですと、金額的にも入手方法も良いのですが、せっかくなので、別のをつけてみようかと考えました。別のページで書いているように、ディスクの研磨などをしても、前の車がPorscheだったためか、どうも効きとフィーリングが良くなかったからです。
簡単にわかるものを当たってみると、ポールマーティで3/2種類、SJで2種類、クリストファーネイルで1種類でていることがわかります。genuineのを除くと、同じものなのかどうかもわかりませんし、genuineがトヨタ車用かどうかもわかりません。
http://www.paulmattysportscars.co.uk/ Front brake pad set, Lotus' A082J6109F £78.33 Front brake pad set, alternative JPSF089A £22.50 Front brake pad set, GREENSTUFF JPSF089B £39.50 Rear brake pad set, 'Lotus' A089J8027F £67.57 Rear brake pad set, alternative JPSR089 £22.50 http://www.sjsportscars.co.uk/ Braking Brake pads EXCEL REAR PADS SJ089J0002 SET £18.75 Braking Brake pads FRONT PAD SET EXCEL SJ089J0005 SET £19.50 http://shop.christopherneil.co.uk/acatalog/Christopher_Neil_Brakes_110.html FRONT PADS GENUINE Price: £80.67 REAR PADS GENUINE Price: £61.32 REAR PADS NON GENUINE Price: £30.33 FRT PADS NON GENUINE Price: £29.35
ということで、いつもお願いしているポールマーティのロジャーさんに相談してみました。EBCのGreenStuffが、ちょっと良い感じだよ、、とのことでした。で、前後とも、これに決定!
break pad set, GREENSTUFF Front £39.50 Rear £22.50だから、おおよそ12,000円でした。ちょっと高いけど、まぁ試してみるか!!
こうして届いたのが、以下の箱にはいったパッドでした。箱の表には、Red / Yellow / Blueの説明なんかも書かれています。Greenがロード用で、Redは重量車のロード/トラック用ですね。適切な使用温度が書かれています。暖まってなくても効いて欲しいから、Greenで正解です!
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以下の画像は、ついてきた説明書です。かなり丁寧です。マルチピストンにするより、とりあえず、EBCのパッドに替えてみて正解だよ、、とかも書いてありますが^^;;
さらに、交換方法の説明書には、日本語のもありました!
さらにさらに、おまけにステッカーがついてました。ごめんなさい、、Excelには似合いそうにないのですが、、。
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見ても、いいんだか悪いんだかわかりませんが、パッドの写真です。
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911のパッド交換については、普通の人向けマニュアルがあったのでOKでしたが、Excelの場合はそいうのがないので、いつものIさんに指導をお願いしました。Iさんいわく、もっとも一般的な(トヨタの)ブレーキだからアドバイスすることもないくらい!、、だそうです^^;;
浮動キャリパー式って、見た目にどうなってるかわからないけど、シンプルなんですねぇ。(写真:左)下のボルトを抜いて(写真:中)、上のスライドピンに沿って動かす(写真:右)と、、上方に持ち上がるかはずれるかするんですね。とっても簡単でした。
下の段の写真のように、パッドを入れ替えて、鳴き止めのグリスを塗って取り付けです。なお、スライドピンなどをきれいにしておいて、グリスを塗布しました。ちなみに真ん中の写真は、ピストンを押し戻しているところですが、撮影用でして、実際には念のため布を当てといてやりました。
下の右側の写真が、新旧パッドの比較です。古いパッドはかなりあれていて、ディスクの研磨前の偏摩耗が見て取れます。写真の旧パッドの左隅の部分がグサグサになっていますが、この部分がディスクに固着したものと思われます。
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実は、最初に張り付きのあったフロントのみを交換しました。急制動はできないものの、効き具合を試してみたら、リアの効きが弱い感じがしました。それで、リアも交換。
次に交換後しばらく走って、あたりがついてからの感想です。前のパッドにくらべて、ぴったり吸い付くような制動感?があります。が、それはEBCのパッドにしたからなのか、パッド表面の荒れがなくなったからなのかわかりません。
サーキットなどを走るわけではないので、これで良いといえば良いのですが、制動力とフィーリングとはまた別物です。いずれにしても、911のようなしっかりとしたリニアな感じの効きではありません。安心感が今一歩という感じです。原因は、浮動キャリパーと対向ピストンとの差なのかも知れません。とすれば、いくら高価なパッドをおごってもダメですよね。。改造して対向ピストンのブレーキを付けたい欲望に駆られます!!