Lotus Excel SA メンテナンス記録

パワーステアリングフルードの交換


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 Excelには、オイルクーラーが2つ付いています。一つはエンジンオイル用で、他はATのフルード用です。ちょっと前から、ATF用の方ににじみが感じられました。
 まぁ、ATFは粘度が低いので、つなぎ目から漏れているかも、、というくらいに考えていました。ラジエターと違って、オイルクーラーは穴はあきにくいし。

 というようなわけで、Iさんのガレージで、見てみました/Iさんに見てもらいました。スプレーガンできれいにしてみたところ、ATFの漏れはオイルクーラーではなく、その斜め上にあるパワーステアリングのポンプからだということがわかりました。

 下の写真の左が、ポンプです。錆も結構来ていますが、それよりもシール等の劣化や、軸のブレなどが頭に浮かび、お値段のことも心配になりました。
 が、Iさんのアドバイスで、もともと粘度の低いATFは劣化すると、かなり漏れやすくなるとのこと。まずは、交換してみることにしました。

 指定フルードは、ATFと同じDexron II D-20です。なぜかD2をもっていてくださるIさんに交換を頼みました。
 真ん中の写真のウインドウウオッシャータンクの右上にあるのが、パワーステアリングフルードのリザーバータンクです。右の写真が、開けてみたところ。
 ここから、いわゆる灯油ポンプで、吸っては回して補充、吸っては回して補充を繰り返すことで、すっかり元の色と粘度になりました。

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 さて、ポンプからの漏れの方なのですが、正直なところおさまらないかも知れない、と思っていました。フルードの劣化によって、ポンプのシールなどがダメになった危険性もあるからです。
 し、しかぁし! フルードを入れ替えただけで、ぴたっと止まりました!! よかった!、Iさんに感謝でした。見た目は悪いですが、このまましばらく使ってみるつもりです。


付録

 ところがIさんの表情がさえません。実はIさんのEsprit、トランスミッションのOHに出したきり、なかなか帰ってこないのです。
 以下の写真は、なかなか見ることのできないトランスミッションのないEspritの姿です。

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