Lotus Excel SA メンテナンス記録

天張りの張り替え


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 英国車の天張りは、剥がれやすいという話は聞いていました。うちのExcelの場合、前席の上部はサンルーフが付いているおかげで比較的良いのですが、リアシートの上は購入時点で、剥がれかけていました。内側のスポンジの劣化が原因です。

 下の写真は、補修を開始した後、わざと剥がしたときのものですが、おおよそこんなkんじで垂れてきてしまっていました。そのため、意を決して、張り直しをすることにしました。お願いしたのは、上越市の「小平シート」さんです。

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 天井の部分だけを剥がすのかと思ったら、内装のかなりの部分をはずして作業をして下さいました。これは、Bピラー周辺の部分です。ここも外すのですね! 外した方が、仕上がりはもちろん、作業時間の短縮にもなるとのことでした。

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 同様に、リアシートも外されています。左の写真、下に茶色っぽいのが見えますが、錆などではなく、劣化して落ちてきたスポンジの残骸です。中の写真が座面で、右の写真が背もたれです。

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 以下が、問題の天張りの部分です。右から2番目の写真が、前席上部に張ってあった布です。英国でのオーナーの整髪剤の跡が、上部にありました。こういったヒストリーともさよならです。

 ちなみに、一番右の写真には、ロールケージのようなものが写っています。これは、FRPのExcelにおいて、乗員を守るために元々付いているものです。X型バックボーンフレームをもつExcelにおいて、どれだけ剛性に寄与しているかは不明です。

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 以下、後部座席周辺の写真を撮っておきました。配線がどこを通っているのか、記録しておきたいという意図もあります。FRP車にとって、また特にバッテリをリアに積んでいるExceにとって、アースのラインなどはとても重要ですが、そういった主要なケーブルは、別のところを通っています。

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 さてその後、仕事の忙しさから見に行く時間もなく、できあがって戻ってきました。以下が、できあがりの写真です。
 サンルーフ周辺は、もともと無理があった感じですが、かなり自然に仕上がっています。ちなみに張った布は、「   」というもので、裏地がふかふかで表面がビニールに加工がしてあるもので、内装下部より若干明るい色を選びました。(2トーンのレカロの1色が、下部内装色と近く、他の1色が天張りの色に近い感じです。)

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