Lotus Excel SA メンテナンス記録

RecaroLSの取り付け


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Excelのシートの問題

 Excelは、コーナリングについてかなりレベルの高い車ではないかと思います。最大の弱点は、ドライバーにあります。うちのExcelについては、私の運転技術の問題^^;; に、加えて、SシリーズのExcelのシートがラグジュアリ指向のゆったり系なので、サポートが不十分なのです。そう、コーナリング時には、自分の体を支える必要から、安定しないのが一番の問題です。
 下の左の写真は、助手席ではありますが、こんな感じでサイドの出っ張りがほとんどありません。長距離でも疲れにくい、良いシートではあります。(ちなみに、初期のExcelのシートの方が、サポートは良いようです。)

 加えて内装の革について、ドライバーズシートの革のみが、よく使用することと擦れることから、色あせが進んでいました。ドライバーズシートを替えることは、内装のリフレッシュにもつながります。

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中古Recaroの購入

 もちろんサーキット走行とか、コーナリングの限界を試すといった意図をもたないうちのExcelではありますが、もう少し、サポート性能のよいシートに替えることが念願でした。しかし、良いシートは高いのですよね。しかも、黒のレカロなどは中古で多く出回っているものの、うちのベージュ系(タン系)の内装にあうものはなかなかでません。張り替えや塗装をするとなると、かなりの出費が予想されますし。
 そう思うこと数年、某オークションにて、ベージュ系2トーンのレカロLSの中古を発見! 開始価格は安いが、上がるだろうなぁ、、と思いつつ、開始価格と同額で入札。そうしたら、入札者1名で、落札できてしまいました。それが、下の右の写真です。1つだけでしたが、もともと助手席は、ラグジュアリ系のゆったりシートのままで良いと思っていましたので、まったく問題ありません。あとは、内装と合うかどうか、取り付けの難しさの問題です。

 ちなみに、このレカロのオークションでのコメントを要約すると、

とのことでした。到着後に確認してみたところも、何の問題もなく、予想以上にきれいな状態でした。

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 RecaroLSは、すでに終了したモデルです。ちなみに、当時のレカロのラインナップは、LX・LS・LTとあり、LSのカタログの説明では、

とのこと。LXは浅めで、LTはサイドの幅が調整式です。幅が細めな私としては、LTが良いのでしょうが、贅沢はいえず、、いえ、LSでちょうど良い感じでした。
 また、このLシリーズは、シートクッションとヘッドレストを選択することができ、購入したシートの場合は、Lというシートクッションとフレームヘッドレストが付いていました。シートクッションLは、 で、一番あっていたのも幸いでした。


取り付け

 さて、取り付けですが、問題は

になります。もちろん、Excel用の純正シートレールなど、売っているはずもありません(と思います)。
 まず、大きさ的にはギリギリ入る感じです。意外なことに、純正シートに比べて、RecaroLS-Lの方がかなり重かったです。

 左2枚の写真は、シートを外したところ。右は、レカロの底面です。

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 次に、シートレールの方は、内装の張り替えをお願いした際に、一緒に加工してもらいました。

 ただし、尻の落ち方が足りなかったのと、左右の位置調整のために、Iさんとともに、再調整をしました。
 加工したシートレールが以下になります。

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取り付けてみて

 以下が取り付け後の写真です。

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 色的には、内側の色が本来の内装色に近く、外側の色が張り替えた天張りの色に近い感じになりました。取り付ける前は、外側も同じ色に張り替えるべきではないか、2トーンは落ち着かないのではないかという意見が聞かれましたが、付けてみたら、案外良い感じでした。貧乏オーナーならずとも、そのままで良い感じだろうと思っています。

 乗り降り等の面で、かなり難しくなることも予想されましたが、座面のサイドが若干高くなった分、ドアを少し多めに開く必要があるかも知れませんが、気になるほどではなかったです。これは意外でした。

 乗った感じとして、サイドのサポートがよく、カーブでも意識して体を支える必要がなくなったのは、言うまでもありません。
 くつろぎ感は少し減って、その分、安心感で出た感じがします。ソファから、操縦席に変わったような感じ、、これが希望でした。
 まだ長距離を走っていませんが、おそらく疲れ具合はそれほど変わらないだろうと予想されます。
 予想外だったのは、インパネから受ける印象が、なんといいましょうか、、OO7に一歩近づいたような印象があることです。言葉では、説明しにくいのですが。。